世界遺産
予告通り!今日から、世界遺産地域の、瓦葺き替え工事に
入っています。↓
はい、この地域、屋根の上に、櫓(やぐら)を構えた、
お家が多く存在しています。
この櫓は、蚕(かいこ)はい、お蚕様が快適に過ごせる為の、
今で言う、棟換気システムです。
この地域、富岡製糸と並んで養蚕の歴史と共に
世界遺産に認定です。
ま、諸先輩方が、苦肉の策で、残してくれたのを、
参考に出来る所は真似して、その昔に戻れる所は
極力、戻してあげての施工です。
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築明治初期。。これがまた、良い仕事がしてあるんだ!↓
↑見てよこの戸袋。。
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明治初期の施工の、そのまんま。。
ベニヤと違い、無垢の杉板。。当時の大工さんの、
器量・技量が伺えます。
↑この、雲の切り方。。にゃんとも脱帽です。
当時の土壁も、まだまだ健在。。
さて、本業の瓦屋根工事。。
本日は、この櫓からの施工となります。
後輩、A君との、ヨーイドン!!
まだまだ、若い者には負けない、じじいです(笑)
ここ近年、棟換気がどうのこうの抜かしていますが、
江戸時代後期から、明治の初期には、先人は、
気付いていたのですね♪
歴史のない、にわか屋根材なんか、足下にも及ばない。。
って事を認識しないとですね♪
こ~んな絵になる風景↓
残したいですよね♪
築200年前。
築200年前の家の瓦が葺き終わりました。
じゃ~ん!↓
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↑(まだ、冠瓦が半分までで、ちと、変ですが)(笑)
こ~んな感じに完成!です。
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お掃除して、屋根足場はずして、終了です。
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明日からは、またまた、いぶし瓦の葺き替え現場に参上です。
こちらは、世界遺産地域。。
乞うご期待でーす。
棟積み(江戸棟)
さ~て、予告通り、本日棟積み。。でぇーす。
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俺の葺いた屋根には、太陽光は、乗せさせません!!
太陽光パネルは、地面に・・・(嘘)
↑おいおいついこの前の四角い奴の時支持瓦取り付けてたゃじゃん!!
ま、希望的観測は、置いておきまして。。(笑)
棟積み開始です。↓
おーっと、お洒落な屋根選手。。完全にボケが入っております。
じゃ~ん!!↓
鬼瓦が反対です。逆です。
実は、この逆さまの鬼瓦。魔除けの逆鬼と言います。
っと言うのは、大嘘で、以前のブログでも何度か
公開した事があります。が。。。。
完全におふざけモードのお洒落な屋根ならぬ。
お茶目な屋根さんでぇーす。(爆)
今回は、あっちに見える屋根と、同じ瓦でお願いします
っとの、ご要望でしたので、同じにしました。
でも?ちょーっと、同じではつまらないので、
片付け紐熨斗で、踏ん張らせまして、
紐熨斗も、ちらり、目地積みなんかやっちゃってますw。
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もちろん!熨斗ジョイントは、すべて、桟芯合わせの、
薬師寺納め。。
明日は、いよいよ千秋楽の予定です。んじゃ。。
歴史があるのよ。。。
築、江戸年間。。瓦から、ブリキ(トタン)になり、また、瓦になり、
んでもって、またまた、瓦に・・・・・の現場です。
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こ~んな感じに進めております。
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んで、本日。。風切り丸2本引いて、↓
平葺き完了致しまして、屋根足場を組んで、
いよいよ、棟積みの準備でーす。
明日からは、棟積みに突入いたします。です。
平葺き完了!
例の四角い奴の現場。。。
本日、平葺き完了!致しましたぁ。。
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今回採用の袖瓦は、一体袖です。
つい先日、修理に行った現場がこれ↓
後付けケラバの無残な姿。。↓
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登り桟木を取り替えて、捨て鈑金を入れて復旧。。
そもそも、この後付けケラバ。。何本、釘や、ビス打とうが
この登り桟木にきいているだけ。。
登り桟木が腐ろうものなら、完全にNGです。
最近、このような、事例・事故が、多々見受けられるのが
現実。。やっぱ、縋る箇所、棟違い箇所、入母屋箇所等の
雨仕舞いは、歴史ある和型が一番。。
S型まではにゃんとか、クリアしていましたが、
四角い奴は、ここんとこの配慮が今一。。
んな訳で、一体袖。。
四角い奴
昨日から、今の新築の定番らしき、片流れ屋根に
取りかかっております。
ま、こ~んな屋根はガルバが主流ですが、
若いお施主様ですが、屋根は絶対に瓦。っと
言うことで、今回の採用は、四角い奴。。
元々、見た目アンバランスな片流れ屋根は、
4寸勾配以上になると、妙にアンバランスに見えて
しまうのは現実です。
んな訳で、今回も緩勾配のため↓
念の為、軒先水切りを取り付けて、下葺き
ルーフィングの2重張り。。
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片流れは、長っげーなぁ!
さて、ここで、マル秘アイテムのご紹介です。
道路などに線を引くメガライン
チタンの粉で、
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垂木墨等のある程度アバウトな線はOK!..
この長さでは、上ったり降りたりもかなりしんどい。。
上下2人でやれば、10本程度一気に行けます。
さすがに、線がちょいと太いので横墨は
通常の墨壺で打ちます。
瓦を持って行った分だけ上げてきて、本日
明日続きをやってきます。
富山出張
先日の日・月で、富山県の、青年部の皆さんにお呼ばれ
されまして、第28回北陸ブロック会議富山県大会に
男・お洒落な屋根・僭越ではございますが、参加させて頂きましたぁ!
海なし県の埼玉人・・
海見て感動。。
ちらり、雪景色。。
それと、日本海側に来たなぁ!って思わせる、
んで、↓
防風林。。
鬼瓦は、もちろん経の巻き。。
注・・富山県では、この鬼瓦を、御所鬼と呼んでいるらしい。
勉強になりました。
そして、月曜日、富山青年部長の堀様の会社にお邪魔して、
真っ黒け瓦を触らせて頂きました。↓
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そして、不思議だった、赤いメンド瓦・
白い釉薬のメンド瓦も、見せて頂きましたぁ↓
妙に納得。。
こ~んなの見せられちゃ、全国統一マニュアルなて
抜かしてる事自体、お恥ずかしい限りです。(笑)
お呼ばれされた人間が、逆に、教わってくる。。
やっぱ、瓦は良いよね♪
この度は、北陸ブロック青年部の皆さん
ありがとうございました。
これからも、男・お洒落な屋根。。
老体にムチ打って、頑張って、瓦葺いていきますので、
よろしくお願い致します。です。
もったいないねー!
昨日は、増築に伴う、瓦降ろしに参上!!
築10年程度のこ~んなお宅。。。↓
既存は、粘土瓦で、何でもないのですが????
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今はもう、廃盤品。。。
兼用袖の宿命、蝙蝠ちゃん被害。。は↓
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まぬがれませんでしたが・・・(笑)
まだまだ、続投してあげたいところなんですが???
物がないことには、どうにもならない。。。
よって・・・・↓
↑このようなことと言う結論に達しましたぁ。。
残念だよね。。。もったいないよね。。
こと、日本瓦に関しては、多少の技術は必要ですが・・・
まだまだ、明治時代の瓦でも、にゃんとかジョイント出来ます。
変わらない形。。古いようですが、一番良い。。
連チャン瓦降ろし。
ぼちぼち、瓦葺き替えのシーズンに入りましたぁ!
後輩の相棒のA君のお手伝いで、
昨日・今日と、連チャンで、瓦降ろしして来ましたぁ!
まずは昨日の現場・・・・↓
築江戸年間。。歴史があるので、
瓦葺き→トタン葺き→瓦葺き。んで、今回の葺き替え工事
ってな感じの図式です。
トタン(ブリキコールタール塗り)の上から、
瓦桟木打って、瓦が葺いてありました。↓
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瓦桟木・ブリキ板・杉皮・を撤去して、
ブルーシートぶっかけて、
後は、大工さんにお願いです。↓
んで、本日の現場は・・・・↓
はい、世界遺産地域の、物置屋根です。
築、推定明治時代。。
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煙出しの乗った、蚕屋です。
良い味出してますでしょ??
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どちらも、いぶし瓦で葺き替の予定です。
俺だったら勝手に、お絵書きしちゃいますが、
元請けの後輩A君。色々制約のある中。。
どのような決断をするでしょうか??
こうご期待です。
そこに、いぶし瓦がある限り、俺もお手伝いに
参上致します。
台風が来る前に・・・
またまたまた、雨漏り修理に参上しています。
今度の台風が来るまでには、直してやるよー!って、
つい、でかいこと言ってしまうお洒落な屋根。。(笑)
自分の首を絞める、てきとーな発言。。
いくつになったら、直るのでしょうか???
もう無理。。だって、還暦だもの・・・
(●>∀<●)ノケッケケケ ププププぅぁはははははっは
ま、んな事言ってられない・・・台風来ちゃうよ-!
んな訳で、雨漏り直し。。。
診断の結果・・・・ズバリこの箇所↓
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南東側の通し柱付近。。
昔、親方が、言ってたのを思い出します。
いいか!この箇所は、特に念入りに施工するんだぞ!!
うちらの地方は、この箇所が特に台風時にはやばい場所だ!
ま、その事を踏まえて、施工していた僕は、
大きな失敗はありませんでしたが?
今となっては、若者君達に、伝えていかないといけない
年齢に達してしまいました。
全国統一マニュアルだけでは語れない、地域の観天望気。。
大事です♪
さて、復旧工事でーす。↓
念には、念を入れて、ま、いつもの、サンタクロース(笑)
お掃除して、瓦を葺く前に、瓦もブラシで拭いて・・・
施工中。。。
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昨日、3時から。完成しきれなかったところは
仮並べ。。
んで、本日、かなりの。明日のつかの間の雨間を信じて、
仕上げて来ます。