袖塀始めました。
山門瓦工事も、本体が終わり、
袖塀の瓦工事に入っております。↓
目線の高さなので、唐草の瓦当に、水糸張って、
ビシッと!通します。
仕様瓦は、ちょっと小ぶりな淡路かわら美人56判切り落ち。
軒瓦はツヅ入り数珠掛け三つ巴左巻きです。
野地流れは、片側1尺5寸仕上がり
通常の規格判ですと、唐草+桟瓦1枚の合計2枚で
ピッタリサイズですが??
ここにあえて、足詰めをして、3枚ぶち込む、
お馬鹿な、お洒落な屋根。。。(笑)
だって、バランスが良いし、かっこいいんですもの。。
規格・マニュアル・ガイドライン等も大事ですが?
こ~んな美観も是非共有したいものです。ね♪
↑あっちの袖塀も、大工さんが、野地終わったようです。
今回、鬼瓦は・・・・↓
数珠掛け鬼瓦家紋付き、谷立てです。
袖瓦は、以前の、羽根のない上平袖を意識して、
中付け袖です。
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サンダー回しっぱなしの為、埃っぽいのはご勘弁。。(笑)
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棟は、瓦製メンド+紐熨斗5分+1寸+紐丸の、目地積みです。
いよいよ大詰めで一気に仕上げたいのですが?
よそに行かなくてはならないので、
続きは来週半ばになりそうです。ごめんなさい。。
楽しみは、とっておきましょう。。(笑)
ヘルメット装着。
昨日は、予告通り!
自宅にて、オワンコ?ヘルメット?はい、隅巴蓋の
加工をしましたぁ。
日曜日・自宅の作業場とはいえ、
安全対策には十分気を付けています。(笑)見て↓
ヘルメット被ってます。えらいでしょ??
↑あーあ、被っちゃってるよ!(笑)
さて、冗談はさておき・・・↓
穴開けの準備です。
私は、このような方法をとっています。
若かりし頃、3尺の獅子付き巴蓋を、現場加工で、
大きく繰りすぎて、親方に、こっぴどく、怒られた経験が
あるからです。
慎重には慎重を重ねて・・・こ~んな感じに、
ラインを描きます。。
そして、後は簡単・・・このライン通りに
欠いていきます。
そして、本日、大工さんとの打ち合わせを兼ねまして
取り付けに行って来ました。
ヘルメット装着完了!じゃ~ん!!↓
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大工さんは・・・・↓
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↑こ~んな感じに、袖塀木工事。。
最終打ち合わせも完了致しました。続いて、瓦工事に入りますが・・
明日は、台風の予報です。たいした被害なく、
通り過ぎてくれる事を祈ります。台風後に、袖塀工事に入ります。
こちらもご期待下さいませ。
山門とりあえず完成!
本日、山門工事、とりあえず完成!致しましたぁ。
厳密に言えば、掃除・片付け・ヘルメット残しですが・・・
とりあえず、写真でご覧下さいませ・・じゃ~ん!!↓
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明日お休み頂きまして、この部分の↓
ヘルメット↓
の加工を作業場で、しようと思います。。
ヘルメット=正式名称・隅巴蓋(すみともえぶた)と言います。
来週から、大工さんが袖塀工事に入ります・・↓
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その時に、打ち合わせを兼ねて、ヘルメットの取り付けに
参上致します。。
袖塀工事も、ご期待下さい。。ませ。
青海波
今日は、青海波・・・↓
昨日もお話いたしましたが・・・
この関東地方に、昔っからある組棟。青海波。。
続き積んで来ましたよーん!!↓
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片付け紐熨斗で、踏ん張らせまして、その上は、薄紐天神目地積み
そこから、関東流、丸の青海波3段積みです。
↑の写真で、南蛮漆喰の穴あきに気付いた貴方は、
プロ中のプロです。
実はね♪、今回は、この青海波の間を、名人左官が
つのまた海藻を煮出して、貝灰漆喰にて仕上げて
くれる、予定です。色粉はもちろん松煙にて。。
これぞ!関東流。。。そのために、あえて、南蛮漆喰に
食い込みの良いように、傷を付けておくと言う作戦です。
こちらも、ご期待下さい。。
繰り返し、打ち寄せる、さざ波のごとく・・・・
やっぱ、昔っからある文様。。青海波。
これを、瓦で表現する、先人の知恵。。
味があるでしょ??
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屋根は楽しく葺きましょう!ね♪
鬼立て式。
予告通り!本日、鬼立て式と相成りました。。
じゃ~ん!
昨日組んだ鬼瓦を、今日は、屋根に据え付けます。
さすがにこの大きさになりますと、にゃんとも重い。。。
傷を付けないように、慎重に、慎重に・・・
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とりあえず、にゃんとか、どっか~ん!!と、座りました。
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2個取り付けただけで、神経と、体力の限界ですが(笑)・・・
次なる段階。。
棟柄、関東大青海(おおせいがい)はい、丸の青海波の
準備でーす。
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海なし県の・埼玉・群馬。。その昔は、海へのあこがれと
共に、こ~んな棟柄、多く存在していましたのよん!!
繰り返すさざ波のごとく、平穏無事を祈っての青海波文様。。
残して行きたいですよね♪
↑おいおい、そんな事いってるのは、おまえだけだぞ。。。
わかってますよー!!だ!!(爆)
ま、いいや。。今回、丸型の青海波、、、、
有名所では、東京大学の、赤門が、この棟柄文様です。
明日は、いよいよ、この青海波。。積み上げます。(予定)
乞うご期待です。
棟積み開始。。
さーていよいよ、棟積み開始です。↓
今回、地反りがない為、こ~んな感じのライン。
軍艦工法で行きます。
じゃ~ん!↓
下手くそ写真では、わかりにくいですが、
こ~んな曲線です。
さて、んで、いよいよ、鬼瓦の段取りです。
今回、特注の鬼瓦は・・・・・・これです。↓
早速厳重梱包をあばいてみましょう。。。
はい、特注の、「影盛り鬼瓦」でーす。
今回、鬼師さんへの注文は、埼玉・川越等に見られる、
関東流鬼瓦をイメージして、デザインはお任せコース。
雲鬼をベースに、デザインしてくれましたとさ。。。
見てよ、この、型抜きでは出せない、この立体感の雲。。
(型抜きの場合、先細りに作らないと、型から抜けないので
この立体感は出せません)!!
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早速、仮組みしてみましょう。・・・↓
私は埼玉県・現場は群馬県と言う事で、
どちらも、海なし県なので、海へのあこがれと言う、
意味合いも込めて、足下には、立波柄をチョイスして
頂きましたぁ。。にくい選択でしょ??
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今のご時世、やれ!マニュアルだ!入札だ!ご予算だ!
ばかりに気をとられ、
職人の仕事をないがしろにしている風潮が邪魔をします。
一手間・一仕事。。歴史に残る、仕事って
こ~んな事なんでしょね♪
さーて、いよいよ鬼組です。
今回、この前方後円墳みたいな切り方しかも、ジョイントが
目立たないように雲が半分飛び出してるんだよー!
んな訳で、雲・立波が痛まないように、毛布とシートで、
養生して、うつ伏せで組みましたとさ。。↓
さて、いよいよ明日は鬼立て式となりますでしょうか?
乞うご期待です。
丸2本引き。。
予告通り!本日、風切り丸(かざきりまる)完成!です。
あ、正確には、刀根丸(とねまる)+風切り丸(かざきりまる)です。
今回、降り棟(化粧棟)無しとの仕様と、葺き替えられる以前、
創建当時に戻すと言うテーマに基づき、こ~んな仕様です。↓
↑はい、小径の角桟の紐丸で、ピリッとアクセントを付けます。
ま、雨仕舞い等を考えれば、太い方が有利ですが、
ここが関東流。。江戸っ子のやせ我慢(笑)
寅さんで有名な帝釈天でも、極限まで細い本葺きの丸が
あるように、
小粋に仕上げないとね♪
雨仕舞い重視・施工が楽・等の理由で、妙に大きく進化した
平板瓦の袖は、野暮ったい。。。
↑ま、んな事は置いといて・・こ~んな感じです。↓
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リスクを背負って小粋に仕上げる。。
「お洒落は我慢」。。。関東流山門。。
いよいよ、棟積みに入ります。
とりあえず、クシメンドの準備からです↓
しっかし、連日の最高気温には、バテバテです。
でも、頑張ります。
今日は平葺き!
昨日、カニメンド取り付けまして、
いよいよ平葺きに突入でーぇす。
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見てよ、この葺き足。。(今回5寸3分足)
はい、この急勾配では、規格判ではNGなんです。
間延び感むんむん。。これを、私は、間抜けと呼んでいます。
↑おいおい、こんな事言ってるから・・
いつも、入札に負けるんだYO!(笑)
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ボールチェーンでラインを出し、こーんな感じで平葺き中。。
エッジのきいた、切り落ちの馬力も、良い味でしょ??
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こ~んな感じに平葺き完了です。
棟積み足場の設置をして
明日は、風切り丸です。乞うご期待。。
今日は蓑甲(みのこう)
ここ連日のゴロゴロに悩まされております。が???
にゃんとか、やってます。
んで、本日は、山門蓑甲(みのこう)箇所でーす。
じゃ~ん!!
掛け唐草を取り付けまして、掛け巴の選別です。↓
ノサ・カギ定規にて選別の後、とりあえず、仮並べ・・↓
瓦当のラインを、絞りで通しまして、↓
番号ふって、取り付けです。↓
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そんな作業中に・・・・またまた土砂降り↓
山門の大きさでの、雨宿りは、不可能。。ビチャビチャ(笑)
雨が止んだ後に、蓑甲の掛け唐草、掛け巴まで仕上げまして、
明日はカニです。ん??
カニメンド。。。(分かる人だけ分かるお話)
山門始めましたぁ。
先日より、山門瓦工事始めましたぁ!
日本瓦がよく似合う。
こ~んな感じの歴史あるお寺さんです。
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んで、今回は、山門工事。。
もちろん!屋根は、日本瓦で行きます。
下葺き、瓦桟木を打って、いよいよ本日から、
瓦工事に入りました。。
↑蓑甲の感じは、こんな通り↓
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今回、軒先メンドは、漆喰仕上と言う事なので、
ラス網、張ってやったぜぃ!!↓
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この、黒く見えるのは、化粧材を濡らさない為の
アスファルトフェルトです。
これなら、後でカッターで切れます。ので、、
さーて、地割りをして、いよいよ、軒瓦付けです。
今回選択の軒瓦は、太い、茅負・裏甲に負けないよう
これ↓
はい、3寸5分玉の、数珠掛け左三つ巴、ツヅ入りです。
葺き足も、↑の写真でおわかりでしょうが。。。
5寸3分足で行きます。
破風は、大きな破風板とのバランスを考え、
本掛けで行きます!!
関東流の山門。。始めましたぁ!!↓
乞うご期待です。
しっかし、梅雨空雨続きのあとは、
ここ連日、晴れても、3時頃からの、ゴロゴロには、
参ったぜぃ!!