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陶器瓦和型

葺き替え工事に入っております。

古瓦(白バー)を撤去して、陶器瓦和型(新銀色)に葺き替えです。

もう、外壁・サッシ・お家の中のリフォームが完了しているお宅です。

やっぱ、屋根が最後になる。ここ近年の傾向です。

以前なら、屋根は一番重要。。いの一番に、屋根からリフォーム。。

っと言う、目利きの旦那さんがいましたが・・・・

今となっては、ついつい後回しが現状です。ね。

さて、今流行りの窯業系の外壁では、平板瓦も、視野に入れて

見積りましたが・・・・

やっぱ、和型がいい!!っとの結論になりました。

しっかし、木・白壁・等が見えない建築では、味のある

いぶし瓦じゃ、ちと、似合わない。ので、

釉薬を施した、陶器瓦で決定です。↓

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瓦おろし、野地貼り、瓦あげまでは、お手伝いして

もらいましたが・・・・

皆さん、お忙しいようで、山田瓦店、総勢1馬力にて、

施工中。(笑)

年々平葺きもしんどくなる[右斜め下]

そうそう、↓

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このような、縋る箇所の納まりも、歴史ある、和型が

ベストですね♪

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何でもなかった、中腰スタイルも維持出来ず・・・

這いつくばってにゃんとか平葺き中(爆)

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元々、さし葺き派の俺は・・・

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この、つまらない水返しが、

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超邪魔。。

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釘も打っちゃってるし、ささりづらい。。

被せで葺けば?と言うご意見もあるでしょうが、、、

今更、40数年葺いてきたスタイルは変えられない。。

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ここまでの精度で葺いてあれば、無用な水返しは、

いらない。。と思うのだが。。。

ま、んな事抜かしてるのは俺だけか。

ま、腰が持たない、じじいの独り言と、聞き流して

下さい。。(笑)


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関東流山門

先日、例のお寺さんの、山門の屋根足場撤去に

参上しましたぁ。

屋根瓦工事は、お盆前に完成!していたのですが・・・

棟柄、関東大青海のメンド漆喰を名人左官が仕上げてくれるので、

足場は、残しておいた物件です。

仕上がってましたよー!↓

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そう、東京大学の赤門・川越城等に見られる、

丸型の大青海。。これぞ!関東流。。

そこの目地に、名人左官が、ワカメ(つのまた)を煮出した本漆喰で

仕上げてくれました。

色は、群青色(ぐんじょういろ)をベースに、瓦屋ん家の邪魔にならない

よう配慮して、押さえた「藍色」っぽく仕上げておいたぞ!

っと、言っていました。

決して出しゃばらない、わかる職人同士の配慮。。

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さーて、屋根足場をばらしまひょ。。。↓

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お寺さんの都合で、袖塀は白壁でとのご要望です

養生シートが掛かっていますが・・・・見て↓

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はい、亀甲形のなまこ壁です。

通常、×点の漆喰に、中を黒ペンキ等で塗って、

これがなまこ壁だ!的な事抜かしているのとは

次元が違います。。逆に、白だけのアクセントで

魅せるのは、かなりの技量が必要なのだそうです。

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左官工事、裏側腰壁は洗い出し仕上げ、衝立は大磯の洗い出し。

さーて、屋根足場はずして、お掃除・お掃除↓

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お世話になりました。。

この、本足場も、瓦を傷付ける事なく、

本日解体完了との連絡がありました。とさ。。

ちなみに・・・ビフォー↓

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簡単に葺き替えられちゃった屋根を、

創建当時の雰囲気に戻してやった工事でした。

漆喰影盛り・紐漆喰等は、瓦で復原してあげまちた。


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