関東流山門
先日、例のお寺さんの、山門の屋根足場撤去に
参上しましたぁ。
屋根瓦工事は、お盆前に完成!していたのですが・・・
棟柄、関東大青海のメンド漆喰を名人左官が仕上げてくれるので、
足場は、残しておいた物件です。
仕上がってましたよー!↓
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そう、東京大学の赤門・川越城等に見られる、
丸型の大青海。。これぞ!関東流。。
そこの目地に、名人左官が、ワカメ(つのまた)を煮出した本漆喰で
仕上げてくれました。
色は、群青色(ぐんじょういろ)をベースに、瓦屋ん家の邪魔にならない
よう配慮して、押さえた「藍色」っぽく仕上げておいたぞ!
っと、言っていました。
決して出しゃばらない、わかる職人同士の配慮。。
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さーて、屋根足場をばらしまひょ。。。↓
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お寺さんの都合で、袖塀は白壁でとのご要望です
養生シートが掛かっていますが・・・・見て↓
はい、亀甲形のなまこ壁です。
通常、×点の漆喰に、中を黒ペンキ等で塗って、
これがなまこ壁だ!的な事抜かしているのとは
次元が違います。。逆に、白だけのアクセントで
魅せるのは、かなりの技量が必要なのだそうです。
左官工事、裏側腰壁は洗い出し仕上げ、衝立は大磯の洗い出し。
さーて、屋根足場はずして、お掃除・お掃除↓
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お世話になりました。。
この、本足場も、瓦を傷付ける事なく、
本日解体完了との連絡がありました。とさ。。
ちなみに・・・ビフォー↓
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簡単に葺き替えられちゃった屋根を、
創建当時の雰囲気に戻してやった工事でした。
漆喰影盛り・紐漆喰等は、瓦で復原してあげまちた。