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明治・大正・昭和・平成

築、明治初期のお家の、古民家再生工事に

お得意様の建設会社様にお呼ばれされまちたぁ。

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残念な事に、上屋はすでに、別の建設会様様により、平成の時代

53判削ぎ面で葺き替えられた後でした。。(残念)

今回の依頼は内装大リフォームのついでに、下屋根の部分修理

(お空が見える箇所)のみの修理のご依頼です。

明治・大正・昭和・平成と、幾度と共なく、修理・メンテナンスが、

行われた形跡が見られます。。お宝です。

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この箇所、推定大正時代の土葺き。。

ま、ズレちゃった箇所は、今のオーバーサイズの

切り落ちを加工して入れ歯してあげました。とさ。。

昔の瓦でも、我々プロがちょいと一手間かけてあげれば

ぴったり合う。。和型って、ほんと素晴らしいですよね♪

「かわらぬ愛」

残ってましたよー!創建当時(明治時代)の瓦・・・↓

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そうそう、この右側の方。。。見てよこの葺き足・・・↓

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上屋のこれとは、比較にならない。。(笑)↓

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この旧家。。塀も創建当時のまま・・・↓

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土壁で塀目板瓦・薄熨斗1段に、素丸伏せ↓

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この素朴感いいでしょ??手つかずのお宝。。

さて、ここまでの旧家ともなりますと・・・じゃ~ん!!↓

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長屋門。。良い雰囲気ですね♪

これまた、上屋と同じ時期、今の瓦に葺き替えてありました。

ちと残念。。

創建当時は、おそらく、葺き足4寸内外、切り落ち、

棟は、薄熨斗目地積みで、紐漆喰なんかしてあったんだろうなぁ?

鬼瓦も、カエズ(笑)ではなく、ちょいと気の利いた、

オリジナルの御所型に影漆喰なんか施してあったんだろうな?

っと、勝手に想像し、若いお施主様ご夫婦とお話はつきませんでした。

明治に戻す工事をいつかやってほしいっと、

お願いされまちた。

俺の、目の黒いうちにして下さい。(爆)



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