一年点検
雨樋が外れている。っとのご連絡を受けて、
昨年、ちょうど今頃、お世話になったお宅に
参上!いたしましたぁ。
外れていたのは、この梯子がかかっているこの
這樋(はいどい)箇所です。
施工は鈑金屋さんにお任せでしたが、元請けは当社の為
一年点検を兼ねまして、直してきましたよ~ん!
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ついでに、一応屋根上を一回り。。
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な~んともありませんでしたので、
棟は、世界中で、最後の井筒(いづつ)柄
ご近所さんでも綺麗な棟だね~って褒められている
そうです。よかった、よかった。。
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裏側の複雑な箇所も、↓
俺が書いた矢印通りに、雨水流れているようで(笑)、
とりあえず、一安心。。
同時施工した外便所の屋根も・・・↓
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バッチリでしたよ~ん!
新生屋根材は、歳をおうごとに、劣化が進みますが、
キッチリ施工した日本瓦いぶしは、「味」へと変わります。
喜んで頂きまして、本日の手間は・・・・↓
ネギ農家さんの「深谷ねぎ」でした。
ありがとうございました。
最近多い事例
ま、年末と言うのに、特に、忙しい物件もなく・・
修理仕事、ボチボチやってます。
ここんとこ、特に多い事例が・・・じゃ~ん!↓
はい、太陽光パネルの下に。。鳩被害。。
以前は、こ~んな物上げるからだよー!
施工した業者にやってもらってちょ!ってな感じで
お断りしてましたが・・・・
施工した業者はとんずら。。これ幸いに、親切ごかしな、
インチキ業者も多発しているのが現状です。
お困りの先輩宅。。やってやる事にしましたぁ。↓
・まずは、鳩の巣・鳩糞・撤去からです。
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そんで、お掃除してからこれ↓
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これを、切断して、
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こ~んな感じにステンレス線でふん縛ります。
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これで、おそらく鳩の侵入は防げる事と思いますが???
鳩は頭がいいからなぁ!!知恵比べです。(笑)
ここからが重要です。
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妙に、軍手にまとわり付きます↓
そう、鳩家新築工事の材料選びです。
誰に教わった訳でもなく、この、引っかかりのある植物を、
絶妙に、支持金具・電線に、からませて、作ってありました。
本能なんでしょね。すっげーよね。
人間界も、かつては、理にかなった材料の吟味・していましたが
今の時代はねぇ?
昔の蔵。。荒縄の代わりに、ワラビの蔓でなった縄。
あのとげとげしさが、荒壁との食いつきがいい。。とか。
あと、ツバメ。。土と、くちばしから出す粘液だけで、あの大きな
ブラケット持ち出しを作るんだから、たいした者。。
鳩にしても、ツバメにしても、雀にしても、くちばしだけで、
材料吟味して、お家を造れる。
我々人間は、両手が使えるんだから、もっと良い仕事しなくっちゃね♪
間違えた方向は正す。一手間一仕事。。
人間も、本来本能的には屋根材は「瓦」を選ぶはず。。
山田瓦店歴史
埼玉県瓦工事業組合連合会の手島青年部長から
昔の瓦製造風景の写真を持っている方いませんか?
青年部で埼玉県の紹介をしたいのです。っとの
ラインが来たので、みつけてみましたぁ。
当社、山田瓦店は、親父の代まで、埼玉・深谷瓦の窯元、
製造屋でした。
いざ見つけるとなると、なかなか見つからないですね。
とりあえず、見つかった写真の写真を撮ってみました。
・庭での天日干し
ねじれないように、天候により、お天道様の向きにより、
その都度、時間調整しながら干し返し。人海戦術。
まだ、俺が生まれる前の父ちゃんと、母ちゃん(笑)↓
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乾燥具合によって、「たてかけ」も併用↓
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瓦の成形は、プレスした瓦に↓
細工場で、たたきをいれて、ためをくれている父ちゃん。
ここで、磨きの作業もします。
↑この頃は俺の子供の頃↓
天日干しで十分乾燥後に、刷毛土を塗布している母ちゃん。↓
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そして、焼成は、「だるま窯」
おじいさんの葬式の時の写真ですが・・・・
これが、俺んちの「だるま窯」です。↓
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窯焚きの様子は、家にある、絵画でご覧下さい↓
頭から真っ黒い煙を噴き上げる勇姿。
青年部長からのご依頼でみつけてみた写真でした。
古い写真を引っぱり出してみて、懐かしさと共に、
つくづく俺は生まれる前から「瓦」人間なんだなぁ?
っと、思いました。(笑)