平葺き完了!
例の四角い奴の現場。。。
本日、平葺き完了!致しましたぁ。。
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今回採用の袖瓦は、一体袖です。
つい先日、修理に行った現場がこれ↓
後付けケラバの無残な姿。。↓
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登り桟木を取り替えて、捨て鈑金を入れて復旧。。
そもそも、この後付けケラバ。。何本、釘や、ビス打とうが
この登り桟木にきいているだけ。。
登り桟木が腐ろうものなら、完全にNGです。
最近、このような、事例・事故が、多々見受けられるのが
現実。。やっぱ、縋る箇所、棟違い箇所、入母屋箇所等の
雨仕舞いは、歴史ある和型が一番。。
S型まではにゃんとか、クリアしていましたが、
四角い奴は、ここんとこの配慮が今一。。
んな訳で、一体袖。。
2020-10-24 20:56
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コメント(4)
いつもブログ拝見させて頂いてます。とても勉強になります!
今回の記事とは関係ないですが、目地積み(江戸棟)は何分まで透かしは問題ないですか?山田さんの意見をお聞き出来たらと思いコメントさせて頂きます。
by 陶器河原 (2020-10-27 15:28)
陶器河原さん>コメントありがとうございます。
そうですねぇ!何分までっと言う法則はないですが、
私のわかる範囲でお答えします。
その昔、江戸時代・明治時代までは、我が地方、
「関東8分通じ」っと言って、大目地が多かったです。
事実、昨年の文化財の復元の蔵は、大目地を切りました。
いつも、私が勝手に積んでいるのは、(笑)
熨斗のそり具合にもよりますが・・・
3分内外が多いです。
4分以上になりますと、陰ではなく、目地になりますので、
漆喰のメンドなでが必須になります。
かれこれ数年前、屋根屋さんの道具から、目地鏝が
排除された頃から、おかしな世の中になりました。
何分でなくてはいけないっと言う法則はありませんので
ご自分で、いろいろ挑戦してみて下さい。
ちなみに、ここ連チャンで、紐熨斗丸共7段目地積み
の現場がありますので、公開予定ですので、
また、ご覧下さいませ。。
by お洒落な屋根 (2020-10-27 18:20)
お忙しい中返信ありがとうございます。
丁寧な説明でとてもわかりやすくありがとうございます。良いものは良いものを引き継いで行きたいものですよね。 引き続き拝見させて頂きます。楽しみにしておきます。季節の変わり目お身体ご自愛ください
by 陶器河原 (2020-10-27 20:40)
陶器河原さん>了解です。老体にムチ打って、ボチボチがんばります。(笑)
by お洒落な屋根 (2020-10-28 19:56)