セツトバックと、遊び心。。
鬼瓦の立て位置ですが?
関西地方に多い、谷立、関東地方に多い、桟立て、丸立て、
等、ありますが????
ここ、プロ必見です。。メモのご用意を・・
今の現場、小江戸川越付近では・・・・・
超セットバックしている立て方が主流です。
じゃ~ん!!↓
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これは、巨大鬼瓦の為、正面から見た時のバランスを
考えた為なのか?
はたまた、親方に教わったのが、この位置だったのか?
定かではありませんが・・・・
この位置が多い。。。
これも文化。是非尊重して行きたい所。。
かなりのリスクを背負ってのセットバック
私の一つの考え方とすれば、俺はここまで、バックさせてやったぜぃ!
どーだ!参ったか!?ってな感じの江戸っ子気質。。
そう、くっそ熱い銭湯に入って、熱くないと言う美学(笑)
職人だったら、この雰囲気、感じ取れるでしょ??
世間でも、小江戸川越蔵造り。とか。
報道、されておりますが・・・
主に、一番街が、メイン。。です。
瓦屋(お洒落な屋根)目線からすれば、一本入った路地にも
数々のお宝お宅あり!!
ま、見てよ!!↓
↑すっごい、鬼瓦影盛り
しかも、気合言入り過ぎて、超超セットバック。。↓
風切り2本丸の更に後ろ。。
江戸っ子だねー!粋だねー!
当時の職人の気質は感じますが?これはちょいと、バックし過ぎ!
よーく見て・・・↓
風切り丸の間に・・・・小鬼が!!
稚児棟が付いてますw。
やるな!!(笑)
かと、思えば、このお宅・・・↓
俺の目測で、4寸強の一文字瓦。。
棟は、当社も得意としております。紐熨斗目地積み、(江戸棟)
冠瓦は、これまた巨大京箱納め。。
やるな!!
んでもって、ケラバは超短足の刻み袖。。↓
↑角瓦の彫り物に注目です。。
綺麗に彫られた、唐草?蔓葉?立浪?紋様。。
何処で、ジョイントしてあるのかのかな??っと
よーく見ると・・・・↓
一文字角+刻み袖3枚の一体物。。。
これにもぶったまげた!!
職人の遊び心があるからこその文化の継承。。
一般人にはわからないかも知れませんが?
プロだったら、この本質を見極めましょうね♪
お宝検索して行きましょう。
先人の心意気。。是非感じて行きましょう!!
もーっと、セットバックして、前に、鬼瓦2個取り付け
ちゃいそうな勢いの、お洒落な屋根です。(笑)