舞い戻りまちた。
諸事情がありまして、大幅に遅れております
例の、重文の蔵。。
昨日から、舞い戻りましたぁ!
地割り(割り込み)をして、軒瓦ツヅ入り取付まして、
ケラバ付けに入っております。
本来、関東の蔵は、平袖瓦に、ケラバ漆喰。。
平袖瓦の葺き足は、平瓦ど同寸法の上平瓦。。っと
言うのが一般的。。
三河のセキガイ袖や、淡路の千枚袖とは、
考え方がちと違う。。
今回も、上平瓦に、ケラバ漆喰と言う指示が
出ましたが?左官屋さんが、下地があった方が、
塗りやすいし、丈夫だと言う事で、
瓦屋、お洒落な屋根。先生の許可をもらって、
ちょーっと、一手間掛けています。じゃ~ん!!↓
普通袖を・・・
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手先カット
通常抜群の素性の淡路ケラバを、
このラインでカット。。重なりが多い分いつもと違う合わせ位置
よって、無理矢理に、尻っパネ。。(笑)
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更に、仕事が増えちゃう訳ですよ(爆)
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ま、しょがねーや!惚れた弱み・・・・
淡路かわら美人56判切り落ち、葺き足5寸8分
隣家もギリギリ、新設の雪止め瓦も、この位置。。
とのご指示・・・とりあえず、仮合わせ・・・↓
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こ~んな感じにスタートいたしましたぁ!!。↓
今日は反対側。
かちあいの谷。今日は反対側をやってきました。
夕べので・・・・↓
かなり、びちゃびちゃ。。築15年弱の、瓦桟も・・・・
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グッズグズ。。
こちらも、先日の通り、下葺き葺き直して、瓦桟、瓦復旧致しました。
板金屋さんにも来てもらい。
流し樋の打ち合わせ完了!
あとは、よろちくお願いします。
ってな訳で、呑気に構えてたら、仕舞い際に・・・・
土砂降りのだよー!!
びっちゃびちゃになりながら、お片付け。。
その時に・・・↓
よーく見て・・・明らかに、例の一側の水量が多いのが
おわかり頂けるでしょ???
雨樋からも、バシャ漏れ。。
設計士にしろ、やっちゃった業者にしろ、
ちょいと、水を、なめてんじゃねーぞ!!って感じ。。
無理なもんは無理。
王様は、裸だっ!っと言えるようじゃないとね♪(笑)
かち合いの谷
とある、介護施設の、雨漏り修理に参上しています。
とても、大きな建物です。
今回の雨漏り箇所は・・・・ここ↓
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本谷から、瓦の上に水を流す、かち合いの谷箇所↓
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この大きな物件の、本谷の水を、ましてやこの
2山タイプの瓦の、1溝に、流すのですから、
たまったもんじゃない!!
言うなれば、一級河川の水を、そのへんの堀っこに
流すのですから、完全に、キャパオーバー。。
この側の瓦君も、悲鳴をあげているのが、
俺には聞こえます。↓
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早速、はがしてみます。
んで、お掃除して、
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下葺きルーフィングを2重張りして、
溝付き桟木を打って、万が一に備えます。
そして、瓦復旧して、完了です。が??
今回は、本谷(銅板)の出口箇所から、瓦の上を、
銅板の流し樋を下まで、流させて頂きます。
屋根材としては、世界一の粘土瓦も、無理なもんは無理。。
オーバーフローじゃ、漏っちゃいます。よね。
美感のめんからは、あんまりかんばしくないのですが、
屋根中太陽光パネルが上がっちゃってるので、
この位は、許容範囲かなと言う選択です。
社寺等で、見付けの場合は、下葺きの上に、捨て板金を
入れて、人工桟木を打って、瓦と言う作戦も、
よくやる手段です。
水の流れも、よく、想定して、瓦葺いて行きましょうね♪
お盆だけに、墓地・墓地。(ボチボチ)
にゃんとしても、クッソ暑いですねぇ!
写真撮ってる暇もなく、と言うか?気力・体力もなくが正しい。
じじいの為、ヘトヘトになりながらも、仕事はやってます(笑)
例の蔵も、瓦の搬入にも、一苦労。。。↓
交通量の少ない、朝一で、ギリギリトラック横付けで、
少しづつですが、秒殺で、降ろしましたぁ!。。↓
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後は、ボチボチ瓦上げです。
さて、本日は、明日から、台風の影響で、雨の予報。。
なので、新築現場の、下葺き、瓦桟木打ちに、参上致しましたぁ
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猛暑の中、にゃんとか、打ち終わりました↓
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捨て谷箇所は、ゴムアス併用・・
とりあえず、台風前に、下葺き完了!まずは、良かった。
この物件は、若手のA君が、担当いたします。
お盆だけに、墓地・墓地・(ボチボチ)やって、下さいませ!!!(笑)
復原工事始まりましたぁ。
蔵の復原瓦工事。。いよいよ、始まりました。
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使用瓦は、既存瓦に、限りなく近い寸法の↓
淡路56判かわら美人切り落ちを、足詰めして復元。。
軒瓦も、これまた淡路ツヅ入り↓
で、行きまーす。
この物件、小江戸川越の文化財の為、
あれこれ制約がうるちゃいの・・・・(笑)
ま、いづれにしましても、己を出しちゃ、まずいのだそうです。
さて、超自分勝手なお洒落な屋根さんに、
この屋根が葺けるのでしょーか???
乞うご期待。。。(爆)
でもね♪この屋根、200年前の屋根がそのまんま。。
通常、近年変てこな修理を施されてからの文化財。。
ってな物件では、かなりのストレスを感じますが??
素直に、当時の職人の技術、技量と、見つめ合えば、
答は、簡単。。
200年前の職人と、お話しながら仕上げます。
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ちょっと、俺の方が、上手に仕上がるかも知れませんが、
そこんとこは、了解済み(笑)
だって、俺、サンダーやインパクト持ってるし・・・・(爆)
にゃんとしても、くっそ暑いのがネックです。
はかどり悪いですが、ボチボチ頑張りまっす。。
梅雨明けしました。
我が関東地方も、やーっとこさ、梅雨明け・・・
いたしましたぁ!
7月後半。。ここまでぐずついてくれれば、
体は楽ですが、急な暑さに、体がついていかない、
お洒落じじいでーす。(笑)
さて、仕事は・・・コロから、四角い奴への葺き替え工事。。
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築20年弱。。
10年保障は、クリアしていますが???
やっぱ、ダメなものは、ダメ!!
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見た事のない、きのこが生えちゃってまーす。
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合板は、グズグズ。。
豆腐より、やわらかい。。。(笑)
天井裏からは、バケツ、洗面器、たらい等が、出てくるは、出てくるは・・・
野地板腐っている箇所は、張り替えまして、
その上から、合板増し張りして、ルーフィング、瓦桟、平板瓦の順で
工事致します。
日本の屋根には、粘土瓦が一番です。
んな事は、キッチリ、本当の事を、言えばわかって頂けるはず、
だって、歴史があるのですから・・・
今、瓦業界が暇なのは、業界自体に問題あり!
やれ!家には、和型が葺ける職人がいない。
屋根は、軽い方が良い。等の経営者的社長さん。
違いますよ!!
暑さのせいで、が効いて、勝手な事、書いてますが、
これ、本音です。
この現場は、若手のU君に任せて、俺は、
文化財の仕事に入る準備を致します。
日本の屋根には、粘土瓦。。これ、常識です。