葺き替え工事完成!
瓦葺き替え工事、本日完了!でーす。↓
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今回オーソドックスに厚熨斗ベタ積み、紐丸共5段積みです。
使用瓦は、淡路かわら美人53切り落ちでーす。
後は、鈑金屋さん、左官屋さん、よろちくお願い致します。
明日からは、ちょいと、四角い奴、葺いて来ます。んじゃ。。
瓦葺き替え工事進行状況
ちと、現場が遠いので、更新が滞っておりますが・・・
老体にムチ打って、日々、屋根に登っております(笑)
本日の仕事は、ケラバ付け。。
じゃ~ん!!普通袖。。↓
これを、めんどくさいとか抜かしている奴らが、
変な能書きを垂れるから始末に悪い。。
ビシッと!付いて、超ご機嫌で、自己満足な
お洒落な屋根って奴は、もーっと、始末に悪い!!(爆)
でもさ、この和型の普通ケラバ。。。
考えてみれば、これ、シンプルで、スッキリじゃねぇ??
シンプルをうたっている、平板瓦の後付けケラバの
ごつさ、野暮ったさ、ったらありゃしない。。
しかも、雨仕舞の為に、ワイドにしました。。ってな
小さな親切、大きなお世話的な変更。。
俺個人としては、頂けない。。
職人に、一仕事させてから、を考えないと・・・・
でも?これを望む勢力があるのも事実。。
ま、いいや!!
さて、俺の仕事は・・・・今回も、「かわら美人」↓
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にわかだよー!!
雨宿りしつつ、↓
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クシメンド取り付けて、
棟積み開始です。
お空の色を映し出す、淡路瓦いぶし!!
青空と、うろこ雲も、バッチリ映し出しています。
んで、夕方仕舞い際の、夕日の、茜色も、おつなもんです。
一手間一仕事。。なくして、美は語れませんね。
古瓦でお願いします。
新築物置の瓦工事。。
今回は、昔の母屋に乗っていた瓦の再利用で
お願いします。っとの事。。
新築の母屋と、同じ、日本瓦いぶしと、
再利用して、足らずまいを、新規補充との
2種類の見積もりを作成いたしましたが??
金額に大差はない。。
それでも、古瓦使用の方は、安くしないと、
まずいかなぁ??っと、妙な考えが邪魔をします(笑)
でも、あるのは、平瓦(桟)と、厚熨斗だけ・・・
しかも、半分、に埋もれちゃってます(笑)↓
この中から、引っ張り出して、選別、ブラッシング。。
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私が、若かりし頃、葺いた記憶のある、↓
三州東洋社謹製銀黒瓦。。
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ケラバ、唐草、雪止め瓦は、新規補充。。
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んで、クシメンド固めまして、
厚熨斗の準備して、
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台風に備えて、ブルーシートを・・・掛けまして、
本日の作業は終了です。↓
そうそう、被災地のブルーシート掛け、
20万円だ、25万円だのニュースが流れていますが??
トタン屋根で、すべてが飛ばされちゃったのはしかたありませんが?
事、瓦屋根の場合。。↑のような、ピンポイントシートで十分なんです
東日本大震災。竜巻修理、大雪被害などでも、
雨仕舞が分かっている業者は、
平瓦を適当ーに、並べて、仮復旧。んで、ブルーシートは、
極力、最小限にとどめて、いました。
無理に大げさにして、リスクを背負っているのは、
頂けませんねぇ??
話がそれちゃいましたが。。。この現場・・
竹木舞で、土壁・漆喰仕上げです。
またまた葺き替え
本日より、瓦葺き替え工事、おっ始めましたぁ!
瓦を降ろして、化粧野地はって、その上から、
合板上張りってな感じの段取りです。↓
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んで、下葺きルーフィングはって・・↓
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↑今回、最年少のo君です。
降ろした瓦は…↓
この現場、町場の為、仮設トイレの設置場所がありません!
ので・・・・じゃ~ん!!↓
当社の、超ミニ仮設トイレ(笑)です。
明日は、下屋根の撤去に入ります。
おじさん、反対ですよー!
例の重文蔵、いよいよ棟積み中です。
じゃ~ん!!↓
箱棟下地の為、当社在庫の窯変瓦厚熨斗にて、青海波。。
ここまでは、良いのですが??
今日は、その上・・・・おじさん!反対だよー!(笑)
はい、熨斗瓦を、上下反対に取り付けちゃってますw。
暑さのせい、歳のせいで、完全にボケちゃってる
お洒落な屋根じじいです。
見て!↓
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実は、既存の仕様がこの寸法。。↓
今回、この寸法に教わって、復原しています。
最終的には、左官仕上げ。。
左官屋さんと、打ち合わせの結果・・・・
そう、この段違い・
瓦屋さんが、あらかたの下地を作ってくれると、
有難いっとのことで、
反対熨斗で、ブラケット出してあげまちた。
この熨斗瓦反対工法は、甍下地の軒先瓦座でも、よく
使う手法です。
ブラケット持ち出しで、更に、はね出して、箱棟上を
積んで行きます。
そだ!今回のケラバ漆喰下地も、ご覧下さい↓
ケラバ漆喰がからむように、ケラバに、
サンダーで、キズを付けておきます。
それだけではつまらないので・・・
重箱に、蔓葉の唐草文様でも、書いてやろうか?
っと、思ったのですが?このざま。。(笑)
超下手糞(爆)
更には、こ~んな事まで・・・・・
あっ!こんなところに銘が??↓
ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!
セツトバックと、遊び心。。
鬼瓦の立て位置ですが?
関西地方に多い、谷立、関東地方に多い、桟立て、丸立て、
等、ありますが????
ここ、プロ必見です。。メモのご用意を・・
今の現場、小江戸川越付近では・・・・・
超セットバックしている立て方が主流です。
じゃ~ん!!↓
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これは、巨大鬼瓦の為、正面から見た時のバランスを
考えた為なのか?
はたまた、親方に教わったのが、この位置だったのか?
定かではありませんが・・・・
この位置が多い。。。
これも文化。是非尊重して行きたい所。。
かなりのリスクを背負ってのセットバック
私の一つの考え方とすれば、俺はここまで、バックさせてやったぜぃ!
どーだ!参ったか!?ってな感じの江戸っ子気質。。
そう、くっそ熱い銭湯に入って、熱くないと言う美学(笑)
職人だったら、この雰囲気、感じ取れるでしょ??
世間でも、小江戸川越蔵造り。とか。
報道、されておりますが・・・
主に、一番街が、メイン。。です。
瓦屋(お洒落な屋根)目線からすれば、一本入った路地にも
数々のお宝お宅あり!!
ま、見てよ!!↓
↑すっごい、鬼瓦影盛り
しかも、気合言入り過ぎて、超超セットバック。。↓
風切り2本丸の更に後ろ。。
江戸っ子だねー!粋だねー!
当時の職人の気質は感じますが?これはちょいと、バックし過ぎ!
よーく見て・・・↓
風切り丸の間に・・・・小鬼が!!
稚児棟が付いてますw。
やるな!!(笑)
かと、思えば、このお宅・・・↓
俺の目測で、4寸強の一文字瓦。。
棟は、当社も得意としております。紐熨斗目地積み、(江戸棟)
冠瓦は、これまた巨大京箱納め。。
やるな!!
んでもって、ケラバは超短足の刻み袖。。↓
↑角瓦の彫り物に注目です。。
綺麗に彫られた、唐草?蔓葉?立浪?紋様。。
何処で、ジョイントしてあるのかのかな??っと
よーく見ると・・・・↓
一文字角+刻み袖3枚の一体物。。。
これにもぶったまげた!!
職人の遊び心があるからこその文化の継承。。
一般人にはわからないかも知れませんが?
プロだったら、この本質を見極めましょうね♪
お宝検索して行きましょう。
先人の心意気。。是非感じて行きましょう!!
もーっと、セットバックして、前に、鬼瓦2個取り付け
ちゃいそうな勢いの、お洒落な屋根です。(笑)
平葺き完了!
ちょーっと、空けておりました
例の蔵ですが・・・平葺き完了!致しましたぁ!!
じゃ~ん!!↓
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淡路かわら美人56判切り落ちを、足詰め加工いたしまして、
この葺き足でーす。
もちろん!お顔は、真っ白けのけ、大粉戦!!(笑)
屋根足場組みまして、風切り丸。。↓
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別注、名入れ拝み巴。。
関東では、これを、花深(はなぶか)と呼びます。
このお宅の屋号。ゼーワイ。。↓
これを、淡路島にて、特別制作。。
胴元5寸、瓦当直径6寸で、
角度は、下を睨むように、「かぎ」仕上げ・・・↓
ケラバ漆喰の関係で、巴は、前出しスライド可能なように
フリーにしておいての、拝み欠き付け。。
さて、いよいよ明日から、棟積みに突入します。
乞うご期待です。。