かち合いの谷
とある、介護施設の、雨漏り修理に参上しています。
とても、大きな建物です。
今回の雨漏り箇所は・・・・ここ↓
・
本谷から、瓦の上に水を流す、かち合いの谷箇所↓
・
・
この大きな物件の、本谷の水を、ましてやこの
2山タイプの瓦の、1溝に、流すのですから、
たまったもんじゃない!!
言うなれば、一級河川の水を、そのへんの堀っこに
流すのですから、完全に、キャパオーバー。。
この側の瓦君も、悲鳴をあげているのが、
俺には聞こえます。↓
・
早速、はがしてみます。
んで、お掃除して、
・
下葺きルーフィングを2重張りして、
溝付き桟木を打って、万が一に備えます。
そして、瓦復旧して、完了です。が??
今回は、本谷(銅板)の出口箇所から、瓦の上を、
銅板の流し樋を下まで、流させて頂きます。
屋根材としては、世界一の粘土瓦も、無理なもんは無理。。
オーバーフローじゃ、漏っちゃいます。よね。
美感のめんからは、あんまりかんばしくないのですが、
屋根中太陽光パネルが上がっちゃってるので、
この位は、許容範囲かなと言う選択です。
社寺等で、見付けの場合は、下葺きの上に、捨て板金を
入れて、人工桟木を打って、瓦と言う作戦も、
よくやる手段です。
水の流れも、よく、想定して、瓦葺いて行きましょうね♪