これぞ!関東流。。
本日は、某お寺さんの、修理に参上いたしましたぁ!
雨漏りしていたのに気付かず、しばらく放置してしまった
らしく、
化粧垂木まで、腐らせてしまったようです。
早速、あばいてみましょう。。
築昭和5年、横幅1尺葺き足6寸判尻軒付きの
土葺き。。
後で、納まらないといけないので、ご覧のように、
番付けふって、はがしていきます。
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あとは、大工さんに、化粧垂木・茅負・裏甲・野垂木・
野地板を部分交換して頂いてから、再登板ってな感じの
段取りでーす。
それにしてもこの屋根・・・・昭和5年。。
当時の、瓦製造職人・屋根葺き職人の、ビンビンのオーラを
感じます。。
見て!↓
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大棟は、上下甍に、抱き丸棟。。
このダイナミックな仕上がりは、正しく関東流!!
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つまらない屋根に葺き替えられるよりは、まだまだ、現役続投
出来そうです。
この屋根に魅力を感じてしまった私は、続投してもらうべく、
細かな手直しを施してやるつもりです。
ダイナミックで、粋な関東流!!
この味。マニュアルじゃ説明できませんよね♪
2019-04-15 22:08
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コメント(2)
いつも拝見させてもらってます。
隅,降棟 共に紐熨斗だけで目地を切ってるだけのように見えますが、
紐熨斗と紐熨斗の間に熨斗が何分か引っ込んで納まってるってことでしょうか?
近くで見ないとわからないような、こういう納め方(使い方)もあるんですね、勉強になります。
by まだまだまだ勉強中 (2019-04-17 00:05)
まだまだまだ勉強中さん>そうなんですよ。光と影。
今度、復旧に行った時に、
もうちょっと、上手な写真で、公開出来れば・・
っと、考えておりますので、ご期待下さい。
ん?つい、言ってしまいましたが?
時間が無かったり、上手い写真が撮れな
かったりした場合は、掲載されない場合がある
っと言う事を、御了解下さいませ!(笑)
by お洒落な屋根 (2019-04-18 19:18)