原因は棟積みの不備。
今日は、後輩K君のお手伝いで、高速使って、1時間半の、
群馬県に参上してきました。
物件は、太陽光パネルを取り付けたら・・・・・
雨漏りしちゃった。っと言うお宅です。
ま、よくある事例です。。
このような場合でも、色々な原因が想定されます。
直し方も色々です。
今回、後輩のK君。調査した結果。。
太陽光パネルを一時外して、瓦を葺き替えなければ、
直らない!!っとの診断です。
さーて、見て見ましょう。。
棟瓦をはずして、↓
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半端勝手は、まあまあに入っています。
さらに、あばいてみましょう。。↓
あちこちに、雨漏りあと発見!!↓
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棟下地の土の置き方に微妙に不備があったようです。
この雨漏りに、太陽光パネル取り付け下地のコンパネの
空打ちビスが干渉しちゃって、雨漏りしちゃってました。
偶然と言えば偶然。。必然と言えば必然の結果。。
この修理の判断。。後輩K君の判断が正解。。流石。。
↑こ~んな感じに、片側、野地板・ルーフィング、瓦桟木まで
やって、明日は、裏側をやります。
降ろしながら、ブラッシングして、選別して、
既存瓦にての復旧です。
安易な太陽光パネルの屋根への後付け、お気をつけを。。
それにしても、後輩K君。。お見事な診断。ご判断でした。ね♪
2020-11-11 20:07
nice!(2)
コメント(3)
棟下地の土の置き方に微妙に不備とはどういった事でしょうか? 棟土、台土では無く、半端勝手もまぁまぁ入ってて、不備とは? 勉強の為質問させて頂きます。質問ばかりで申し訳ないです。。
by 陶器瓦 (2020-11-11 20:51)
陶器瓦さん>お答えします。
今回の場合。半端勝手の下の葺き土と、
棟台面の台土が干渉し、そこに棟瓦の勾配の甘さも、
災いし、更には、侵入した雨水が太陽光パネルの
下地の、コンパネの空打ちビスの所からお家の中に雨漏り
って言う現象です。
今でこそ、南蛮漆喰で積めば、このような現象は
少なくなりましたが、葺き土で施工してた当時は、
よく、あるある現象です。
土の置き方。。ま、数値には表せませんが、
とても重要です。
今、南蛮漆喰で積む時も、このような経験を踏まえて
施工しています。
マニュアルだけではなく、もーっと、肝心な急所を
踏まえた工事。。やっていきたいですよね♪
要は、瓦は、水を入れないか!ではなく、
入った、入りそうな水をうまく、逃がしてやるか
という構造だ!と言う事を承知して、
施工して行きましょう!
帳面面だけの連中にはわからない事。。
ま、お答えになっていないかも知れませんが・・・
瓦は、楽しく葺いて行きましょうね♪
by お洒落な屋根 (2020-11-12 20:10)
そう言う事ですか。干渉して呼び込みですね。とても勉強になりました。ありがとうございます。 水を入れないかではなく、入った、入りそうな水をうまく、逃がしてやるかですね。しっかり踏まえて施工していきます。引き続き楽しみにブログ拝見させて頂きます。
by 陶器瓦 (2020-11-13 12:26)